3Dプリンタ印刷:柔らかい恐竜(2021年02月21日)

今回は、恐竜のオモチャ「柔らかい恐竜」です。

乳児~幼児向けのオモチャを作りたかったので、こういう単純なオモチャを作ってみました。

印刷した「柔らかい恐竜」

印刷設定・素材など

対象

今回はこちらを印刷しました。

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元のモデルはグレーで地味です。

単純なモデルですし、カラフルに印刷すると良いんじゃないかなと思って選びました。

フィラメント

今回も使用したフィラメントはこちら。

1. 白 Reprapper シルクPLA

よく利用するRepRapper シルクPLAフィラメントです。

安定して失敗しない印刷ができるのが嬉しいフィラメント。

コスパが最高に良いので、一番好きと言っても過言ではありません。

2. 黄&赤 SnapMaker PLA

たまに利用するSnapMaker PLAフィラメントです。

価格がRepRapperフィラメントの倍額する割に、印刷が安定しないのがツラいところ。

ただ、印刷後の色が好きな感じで手放せないんです。

3. 青&緑 PeachClover PLA

※緑は売り切れになりました。

こちらも色の都合で利用することが多いPeachClover PLAフィラメントです。

比較的安価ですが、色が濃いめなので乱発はできない感じです。

ただ、今回みたいな子供のオモチャには、ビビッドカラーが欲しくなります。

こういう場合には有効なフィラメントですね。

印刷の主な設定値

今回もPrusaSlicerで印刷しました。

スライサーPrusaSlicer 2.3.0
ノズル温度200℃ (1番目のレイヤー: 210℃)
ベッド温度65℃
レイヤー1.5 mm
インフィル10% ジャイロイド
サポートなし
アイロニングON

上記の設定以外はほぼデフォルトの設定です。3つのフィラメントとも同じ。

ただ、SnapMakerフィラメントは糸を引きやすいので、ノズル温度をもう少し下げるか、引き込み速度を上げるかした方が良さそうです。

サポートはなくても、十分に普通に印刷できる丸さです。

ただ、ベッドとの接地がズレて失敗したことが2回発生したので、ベッド温度をもう少し上げるか、スティック糊を塗った方が無難そうでした。

ちなみに、スライス結果はこんな感じです。フィラメントは別物。

柔らかい恐竜のおもちゃをスライスしてみた結果

印刷結果

フィラメント使用量70g
費用 220円
所要時間2時間28分
※5個分の合計

アイロニングの効果が凄くて、表面は非常に綺麗に仕上がりました。

柔らかい恐竜をアイロニング印刷したら、表面が非常に綺麗に印刷できました。
アイロニングした面の柔らかい恐竜

分かりますか?

ちなみに、逆側(ベッド接地面)を印刷したのはこちら。

柔らかい恐竜を印刷したベッド面側。やはりベッドの凸凹がモロに反映されてしまいます。
ベッド面の柔らかい恐竜

明らかに凸凹感が違うのがわかりますよね。

片面だけとはいえ、キレイに削ったりする手間が減って嬉しい出来上がりになりました。

印刷してみて

今回は色の選択も良かったし、アイロニングもキレイにできたので嬉しいデキでした。

失敗らしい失敗もなく、印刷物としては完璧に近い仕上りになりました。

惜しむらくは、息子達があんまり遊んでくれなかったことくらいでしょうか。

悲しい…

最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。

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いつもの 匠

3Dプリンタの製作物を投稿するエンジニアです。
1年で1500時間300種類超を印刷してみました。(2021年2月時点)
趣味の3Dプリンタ印刷の楽しさを伝えたいと思って、このブログを始めました。

I want to share the fun of 3D printer printing as a hobby.

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