もうすぐ3歳になる孫のために、ベビーハイチェアを制作してみることにしました。
前回は、 制作過程の中で重要な役割を果たす「治具」と、それを使って制作する「パーツ」について説明しました。
今回はその続きで、ベビーハイチェアの「パーツ」をそれぞれ紹介します。
製作するベビーハイチェアのパーツは?
ベビーハイチェアは、パーツの点数がたくさんあります。

これらを1つずつを紹介していきます。
1. ベビーハイチェアの座面
子供が長時間座ることになるため、丈夫さが求められます。
今回はカラーコンパネ(カラーコンクリートパネル)で製作しました。

一般的には、このような感じで売られています。最初から塗装された状態で売られているので表面が滑らかでキレイなのが特徴です。

少しキズが入っていますが、組んでみるとあまり気になりません。
もし気になるなら、塗装したり、クッションを敷いたりするのも良いですね。
なお、厚さがしっかりあればベニヤでも良いと思います。
2. ベビーハイチェアの足置き
子供がベビーハイチェアに座った際の足置きと、座面に座る前の階段になるので、こちらもしっかりしたものが求められます。
こちらもコンパネで作りましたが、ベニヤ板でも良いと思います。


こちらもキズとかが気になれば塗装すると良いです。
ただ、何度も足で踏む場所なので、どのみちキズは沢山入るんですけどね。
3.ベビーハイチェアの脚
ベビーハイチェアに座る子供の全体重を支える脚なので、けっこうしっかりした太さの板を使っています。ただ、あまり分厚と重くなるので、太すぎず、細すぎず、適度な太さが求められます。

表側はネジ穴を予め開けています。また、裏側には前回紹介した沢山の溝を作っています。

座面の高さを5段階、足置きの高さを6段階に可変できるようにしました。そのため、座面の溝5本を4本の脚に、足置きの溝を6本を2本の脚に彫りました。計30本の溝を掘ることになりました。
これが非常に大変なので、前回の記事のような治具や道具が必要となったわけです。

(ラベル済)
こちらのように、組み立てを考えると、製作したらすぐにラベルを付けておくのがオススメです。パーツの名前に加えて、右左、ビス(ネジ)の大きさを貼り付けておくと確実です。
4.ベビーハイチェアの脚のツナギ
ベビーハイチェアの脚の間をつないで、椅子を補強します。こちらは、あまり厚すぎないのがポイントになります。

前脚と後ろ脚それぞれの間をつないで、さらにそれら2本をつなぐ板という構成です。
こちらもビスの太さをキチンとラベルしています。
5.ベビーハイチェアの手すり
ベビーハイチェアの手すり部分とその補強パーツになります。

脚と一緒にくみ上げると、このような形になります。

脚と足を繋ぐでありつつ、手すりになります。脚と太さを合わせる必要があります。ちょっと鉛筆が残っているのはご愛敬。

上の手すりを補強するパーツになります。けっこう沢山のネジ穴を開けておく必要があります。

6.ベビーハイチェアの背もたれ
子供が持たれる背もたれです。かなり厚みのある板を使用しています。


手で引いたり押したりするパーツなので、角を取ってなめらかにしています。
製作したベビーハイチェアのパーツをまとめると
こんな感じで、とてもコンパクトにまとまりました。

息子夫婦に贈る場合には、これくらいコンパクトになると配送料も安く済みました。
今回のパーツの詳しい寸法については、また次回の記事でお見せします。