PETGフィラメントを比較してみた(Reprapper PETG vs Prusament)

PETGって安いものでも大丈夫?

そう思っていましたので、今回 安価なPETGフィラメント(RepRapper製)と高価なPETGフィラメント(Prusament製)を印刷して比べてみました。

問題 どれが Peprapperフィラメントでしょうか?

ヒント:3つのうち、1つだけがPrusamentのフィラメントでの印刷物です。

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正解はこちら。

真ん中が Prusament PETG フィラメントでした。

そして、左右が Reprapperフィラメント。

先の画像のリンクをクリックして拡大してみるとわかりますが、ほとんど差を感じることはないのが印刷結果でした。

印刷設定・素材など

対象

今回はこちらを印刷しました。

PrusaPrinters

Prusament純正のサンプル的なデータですね。

このクランプで何をするということはないのですが、力を掛ける部分もあるのでフィラメントの素材を試すにはもってこいの印刷データと言えます。

3Dプリンタ

今回使用した3Dプリンタはこちらです。

安定した高品質な3Dプリンタです。

ホントに最初の一台がこれで良かった!と心底感じています。

フィラメント

PETGフィラメントは柔軟性がありながら、PLAの次に印刷しやすいと感じる印刷素材です。

この素材自体の詳しい説明は、下記のサイトをご覧になると良いでしょう。

3DプリンターのPETGフィラメント完全ガイド
3Dプリンター用PETGフィラメント材料は、PETを強化した材料で、耐衝撃性や強度に優れ、同時に高いプリント安定性を誇ります。ABSフィラメントとPLAフィラメントのいいとこどりのPETGフィラメントの種類や特長、注意点をご紹介します。

ただ、よく利用するPLAフィラメントに加えて、若干お値段が高めだったりするのが難点だなと感じていました。

この特徴を踏まえて、今回も使用したPETGフィラメントはこちら。

高品質なことで有名なPrusa(フィラメントメーカーとしてはPrusament)のフィラメントと、安価ながら品質が良いRepRapperのフィラメントを選択しました。

Prusa はチェコスロバキアの会社、RepRapperは中国(香港)の会社です。

ちょっと偏見も入った上で価格が約1.8倍も違うため、「Prusamentフィラメントは凄いんだろうな!」と思ってしまいますよね。そうであって欲しい!とも。

しかし、この期待は見事に裏切られるわけです。

ちなみに、実際に印刷した Prusament PETG Urban Gray は下記から購入したものです。

Prusament PETG Urban Grey 1kg - Prusa Research
Prusament PETG is our own in-house made filament. The whole manufacturing process is closely monitored and tested - we guarantee ±0.02mm precision and highly-co...

直販サイトで購入するとフィラメント代は若干安くなりますが、国際便になるので送料が高く付く点は注意です。

為替レートによりますが、1回あたり5,000~6,000円はかかってしまいます…

もう一点、巻きのキレイさは Prusament に軍配が上がります。

RepRapperフィラメントは巻きがキレイなものと汚いものの両方あります。この違いは何かはまだ分かっていませんが…

印刷の主な設定値

今回も PrusaSlicer で印刷しました。下記以外はほぼデフォルトの設定です。

スライサーPrusaSlicer 2.3.0
ノズル温度250℃
ベッド温度85℃(1番目のレイヤー: 90℃)
レイヤー0.15 mm
サポートなし
インフィル20%

Prusament PETGも、RepRapper PETGも、まったく同じ設定での印刷でした。

RepRapperのフィラメントは概ね低い温度で印刷できることが多いし、推奨温度もそうなっていました。

しかし、Prusamentの推奨温度である250℃にすると印刷品質が高くなるようでした。

これは印刷した時期が冬場だったことにも関係するかも知れませんね。

印刷結果

フィラメント使用量49.87g
費用¥ 223.50
所要時間7h11m32s
Prusament PETGの場合
フィラメント使用量48.22g
費用¥ 59.79
所要時間5h25m38s
RepRapper PETGの場合

仕上がりは、いずれもキレイです。

次の通り、表面をクローズアップして撮影してみました。

元の色が若干違うものの、表面のキレイさには差が無いように見えます。

見た目や手触りの差だけでなく、バリや糸引きの量の差も感じられませんでした。

ちなみに、どちらのクランプにも強めに力を掛けてもネジ部分は壊れなかったのは驚きでした。

つまり、印刷素材による差は見られず、いずれも実用に足る印刷結果になったのは明白でした。

印刷してみて

今回の印刷結果は、驚く成果だったと言っても過言ではありません。

なぜなら4,490円と2,488円のフィラメントがほぼ同じ性能を見せたのですから。

もちろん専門的には何か違いがあると思いますし、もっと負荷をかけると違いが出てくるでしょう。

しかし、ホビーユースなら安価なフィラメントで十分なのです。

この結果から筆者はRepRapperフィラメントファンになりました。より一層。

この価格帯、一般的なPLA/PLA+の価格と大差が無いというのが非常に嬉しいところです。

RepRapperのPLAは更に1,000円台だったりすることがあるので、必ずしも同じ値段とは言えませんが、通常使いの一つにPETGが入ってくることは間違いありません。

今後は少しでも力が加わりそうな印刷物や薄い印刷は、もっと積極的にPETGフィラメントを活用していきたいと思います!

最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。

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いつもの匠
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DIYおじんさんの息子です。

3Dプリンタの製作物を投稿するエンジニアです。
1年で1500時間300種類超を印刷してみました。(2021年2月時点)
趣味の3Dプリンタ印刷の楽しさを伝えたいと思って、このブログを始めました。

I want to share the fun of 3D printer printing as a hobby.

【保有する3Dプリンタ】
Prusa i3 MK3S+Ender 3 Pro

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